オニオンスキン

オニオンスキンというのは紙の種類、それも洋紙の種類の一種です。タイプライターの文化がない日本ではあまり馴染みがない言葉ですが、古くから外資系企業で国外にある本社などと航空郵便などで送付する必要がある書類などを作成する際に使用されてきました。
オニオンスキンはタマネギのような薄い膜を意味します。国際郵便は国内郵便に比べて料金が高かったこともあり、手紙などを必要事項を詳細に記載する際に、軽量化を図るために使用したのです。タイプライター用の用紙を探すと今でもオニオンスキンペーパーが販売されています。
オニオンスキンペーパーはトレーシングペーパーと煮ていますが、元々タイプライター用として誕生したものなので、尖った鉛筆などで引っかけると破けやすいという特徴もあります。